失敗しない計画の立て方―あなたの計画が上手くいかない理由―

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失敗しない計画の立て方―あなたの計画が上手くいかない理由―

 今回は、あなたの計画が上手くいかない理由とその対策について解説します。

 あなたはこれまで、

  • 「どうして自分はいつも計画通りにいかないんだろう?」

 と不思議に思ったことはありませんか?

 結論からいうと、計画が上手くいかないのは計画錯誤が原因です。

 計画錯誤とは、

  • 何かを達成するのに必要な時間と労力を少なく見積もること

 をいいます。

 例えば、

  • 今年の目標を決めていろいろ計画してたけど、半分も達成できなかった。
  • 30分もあれば着くと思ったけど、遅刻してしまった。
  • 2日前から旅行の準備すれば間に合うと思ったけど、時間が足りなかった。

 などがそうです。

 計画を誤ってしまうと、

  • 目標を達成できなくなる
  • 周りからの信頼を失う
  • 仕事で責任を問われる

 など、色々と悪影響がでてしまいます。

 では、僕らが計画錯誤に陥らないためにはどうすればいいのでしょうか。

 そこで今回は、計画が上手くいかない理由とあなたが失敗しない計画を立てるための方法について解説します。

 計画が上手くいかない大きな理由の1つは「希望的観測」です。

 僕らは、自分が未来に取り組もうとすることについては、楽観的に考えようとする傾向にあります。

 この見積もりを甘く設定することを「希望的観測」といいます。

 例えば、

  • 遅れずになるべく早く終わったらいいなぁ
  • あまりお金がかからなかったらいいなぁ

 などです。

 この気持ちがあなたの計画を甘く見積もってしまう原因になっているのですね。

 それを明らかにしたのが、クリスマスプレゼントに関する実験です。(R

 研究チームは、被験者に対して「クリスマスプレゼントの買い物が完了するのはいつ頃か」と尋ねました。

 すると、平均して12月20日までに完了すると答えました。

 しかし、実際に買い物が完了した日を平均すると、22日~23日までかかっていました。

 また、計画の仕方をかえて、

  • プレゼントを渡す家族の名前をリストアップする
  • それぞれのプレゼント候補になりそうなものを書き出す
  • 何日にどのショッピングモールに行き、誰宛てのプレゼントを買うか決める

 など参加者に具体的に立てた場合で調べました。

 ですが結果は同じで、具体的に計画したとしても実際に買い物が完了した日の平均は22日~23日までかかりました。

 その理由について研究チームは、

  • 計画を立てたことによって、自分はスムーズに買い物ができるとの錯覚が生じたため。

 としています。

 たしかに、何事もトラブルなく進んだ場合を前提とした計画なら、計画どおりにいかないのも納得いきますよね。

 では、計画を上手く達成させるためにはどうすればいいのでしょうか。

 結論からいうと、「見積もりを50%多くするとあなたが失敗する確率は下がります。

 なので、あなたが「2時間で終わるだろうな」と思ったものは、実際には3時間かかると思ってください。

 なぜなら、それを達成するまでには何らかの障害が発生するからです。

 例えば、年越しに神社でおみくじを引きに行くとします。

 考えられる障害としては、

  • 年明けであれば神社までは交通渋滞が発生する
  • 駐車場がどこも満車でなかなか停められない
  • 行列が多く、くじを引くまでの待ち時間が長い

 などがあります。

 この障害を考慮しないと、思ったよりもくじを引くのに時間がかかってしまって、次の予定に間に合わなくなる可能性が出てきます。

 そのため、自分ができそうだなと思った時間よりも50%多めに設定しておくとベストです。

 もちろんこれは、おみくじに限らず、

  • 友達との待ち合わせ場所には、10分前に出れば間に合うと思っても15分前に出ておく。
  • 2日以内に上司へ報告できると思っても3日以内と伝えておく。
  • 勉強は1時間以内に復習できると思っても1時間30分に延ばしておく。

 など、あらゆる場面で使うことができます。

 僕らは将来のことについては希望的観測がはたらいて「この時間でも間に合うだろう」と計画を甘く見積りがちです。

 計画を立てる際には、

  • 見積もり50%多くする

 をぜひ意識して設定してみてください。

 失敗しない計画の立て方のまとめです。

【失敗しない計画の立て方】

  • あなたの計画が上手くいかない大きな理由は、「希望的観測」が原因。(例:「きっと問題なくできるだろう」「その日までに間に合うといいなぁ」など)
  • 何事もなくスムーズに進んだ場合を前提とした計画は、何か1つトラブルが発生するだけで上手くいかなくなる。
  • 計画は「見積もりを50%多くする」と失敗率を下げれる。(例:2時間で終わると思っても、3時間に設定しておく)

 僕らは未来の計画のことなると楽観的になりがちです。

 なのでどうしても計画の見積もりが甘くなってしまうんですよね。

 だから見積もりは1.5倍で設定しておくと、何か障害が発生したとしてもカバーできます。

 それでも立てた設定をオーバーしてしまう方は、計画が甘すぎる可能性があるので2倍に設定してもいいかもしれません。

 僕らの思い込みを直す方法については、イェール大学教授アン・ウーキョンの『思考の穴』がお勧めです。

 前回、合理的な考え方が驚くほど身につく3つの科学的思考法でも紹介した方ですね。

 僕らが生活する上でハマりがちな思考の穴の対策についてまとめてくれています。

 今回の計画錯誤のような思い込みから抜け出す方法をもっと知りたい方は読んでみてください。

どうして未来のことになると楽観的に考えちゃうの?

僕らが将来に楽観しやすいのは、ストレスを軽減するためとされています。

もし未来に対して楽観できないと、モチベーションや幸福度が減って、ストレスの高い状態が続いてしまいます。

なので、余計なストレスを溜めないように人は今後の計画に楽観するんですよね。

だから計画を立てるときは、楽観した分は割り引いて考えればOKです。

【記事執筆】あすか

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