【12の質問でわかる】あなたのユーモアセンス診断―4タイプ徹底解説―

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【12の質問でわかる】あなたのユーモアセンス診断―4タイプ徹底解説―

 今回は、あなたのユーモアセンスタイプを診断できるテストを紹介します。

 ユーモアについては、ジェニファー・アーカーらの『ユーモアは最強の武器である』がオススメです。

 この本によると、

  • 「ユーモアセンス」には、大きく4つのタイプに分けられる

 と述べています。

 自分のユーモアセンスのタイプを知っていれば、

  • 堂々と自分に合ったユーモアセンスを発揮できる
  • 人間関係が良くなる
  • ユーモアセンスの使いどころがわかる

 などのメリットがあるのでけっこう便利です。

 特に、24タイプあるVIAの強み診断で、ユーモアがTOP5に入っていた人は参考になります。

 そこで今回は、自分がどのタイプのユーモアセンスなのかわかる診断と、4タイプの活かし方について紹介します。

12の質問でわかるユーモアセンス診断

 それでは早速、ユーモアセンス診断をやってみましょう。(R

 全部で12問あります。

 紙とペンを用意して、これから出てくる質問について次のような基準で採点してみてください。

  • 1点:まったく思わない
  • 2点:あまり思わない
  • 3点:どちらでもない
  • 4点:よく思う
  • 5点:非常にそう思う

【12の質問でわかるユーモアセンス診断】

  • 1 私のユーモアのセンスは、健全で元気が出る感じだ。また、私はよく笑うほうだ。
  • 2 私は、面白いことをいいながら、よく微笑んだり笑ったりする。
  • 3 私のユーモアは、活気があって、お笑い芸人みたいだと言われる。
  • 4 私のユーモアセンスは、毒があって尖っているほうだ。また、私はちょっとやそっとでは笑わない。
  • 5 私は、よく真顔で面白いことを言うほうだ。
  • 6 私のユーモアは、さりげない、皮肉、クセになるなどと言われる。
  • 7 私がジョークを言うときに注目を浴びるのが楽しいと感じる。また、私は絶妙な切り返しができる自信がある。
  • 8 私のユーモアは大胆で辛口なほうだ。また、笑いを取るためなら、トラブルになっても構わないと思う。
  • 9 私は、人にからかわれても平気であり、ネタにされてもかまわないと思うほうだ。
  • 10 私は、脚光を浴びることに興味はないが、ジョークはよく練ってから言いたいほうだ。
  • 11 私のユーモアは地味で控えめなほうだ。また、ジョークを言うなら、人にどう受け止められるかを慎重に考えてから言いたい。
  • 12 ジョークで人をこきおろしたり、悪ふざけをしたり、からかったりする行為は、人の感情を傷つけるリスクがあるため、避けたほうがいい。

 採点が終わったら、次のグループの合計点を出します。

 グループのなかで、もっとも得点が高かったものが、あなたに該当するユーモアセンスの特徴です。

【ユーモアセンス4タイプ】

 といっても、名前だけではあまりよくわからないと思うので、ユーモアセンスの4タイプについて具体的に解説します。

ユーモアセンス4タイプの活かし方

 ユーモアセンスには、次の4タイプがあります。

  • マグネット
  • スナイパー
  • スタンダップ
  • スイートハート

 これら4つのユーモアセンスタイプは、図で示すと次のように対応します。(R

【図解】ユーモアセンス4タイプ関係図
筆者作成【図解】ユーモアセンス4タイプ関係図:参考『ユーモアは最強の武器である

 上図は話し方の特徴をまとめたもので、

  • 横軸は「親しみやすい」「攻撃的」
  • 縦軸は「表現力豊か」「さりげない」

 を表しています。

 それでは、それぞれ4タイプのユーモアセンスの特徴をみていきましょう。

ユーモアセンスタイプ①マグネット

「親しみやすい」×「表現力豊か」

 ユーモアセンス1つ目のタイプは「マグネット」です。

 マグネットのあなたは、

  • いつも上機嫌で明るいムードメーカー

 なタイプです。

 常にものごとをポジティブにとらえて、みんなのムードを盛り上げるのが得意です。

 マグネットは人懐っこく明るい性格で、人を傷つけるような発言やトラブルになるようなユーモアを避けます。

 例えば、

  • 「さっき身長計ったら1cm縮んでた笑。このままだと私の身長が全部なくなっちゃう!」

 なんていったりします。

 ツボが浅いので、ほかの人が面白いことを言ったら大笑いしたり、自分でジョークを言って、自分でおかしくなって大笑いしたりすることもあります。

 また、人の見た目や性格をいじるような笑いはしないので、まわりからは好かれやすいタイプです。

 職場やチームの中にマグネットがタイプがいれば、とても楽しい雰囲気のある職場になります。

 マグネットタイプのユーモアセンスは、

  • 入社式などのイベントであいさつをする
  • 飲み会の場で即興コメディーをしたりする

 など、全体を盛り上げる場でユーモアセンスを発揮すると吉です。

ユーモアセンスタイプ②スナイパー

「攻撃的」×「さりげない」

 ユーモアセンス2つ目のタイプは「スナイパー」です。

 スナイパーのあなたは、

  • さらっと鋭いジョークをいう風刺家

 なタイプです。

 スナイパーは、鋭くてやや皮肉っぽいさりげないユーモアを好みます。

 例えば、冬の季節に「今日寒くないですか?」と声をかけると

  • 「大丈夫ですよ。世間の冷たさに比べれば。」

 などと返したりします。

 スナイパータイプは、自分のユーモアを誰もが習得できるような笑いだとは考えていません。

 その人にしか出せないような手練れの技的に考えています。

 笑いに厳しいせいか、ツボの浅いマグネットタイプと違って簡単に笑うことはありません。

 また、スナイパーの話し方は静かで、さりげない感じです。

 大勢の人たちと一緒にいるときは、スナイパーはじっくりと様子をうかがってからここぞという場面でユーモアを言います。

 ジョークを一発ピンポイントで決めるのが好きで、たまに一線を超えるようなギリギリの発言もしたりします。

 発言に切れ味のあるスナイパーのユーモアセンスは、

  • ある程度周りと親しくなってから、独特なユーモアを発揮させる

 と、効果的です。

ユーモアセンスタイプ③スタンダップ

「攻撃的」×「表現力豊か」

 ユーモアセンス3つ目のタイプは「スタンダップ」です。

 スタンダップタイプのあなたは

  • どんな内容のジョークでも堂々と飛ばす

 タイプです。

 スタンダップは、笑いをとるためなら毒のある発言や相手の外見や内面もいじったりします。

 たとえば、

  • 「おいおい、冗談は顔だけにしてくれよ!」
  • 「いつも上にごますってるから料理も上手そうだな!」

 などといったりします。

 逆に、自分がそのようなジョークを言われても気にしません。

 笑いにつながるなら、基本的に少しくらい自分や他人の機嫌がわるくなっても構わないと思っています。

 また、相手をいじるのは愛情表現だと考えています。

 いじった相手が同じスタンダップであれば問題ないのですが、マグネットやスイートハートなどスタンダップ以外のタイプであれば、相手を傷つける恐れがあります。

 そのため、スタンダップタイプのユーモアセンスは、

  • 行き過ぎてパワハラにならないよう相手を選んで慎重に使う

 のがベストです。

ユーモアセンスタイプ④スイートハート

「親しみやすい」×「さりげない」

 最後、ユーモアセンス4つ目のタイプは「スイートハート」です。

 スイートハートのあなたは

  • 人を傷つけない癒し系ユーモア

 なタイプです。

 スイートハートは、目立ちたがりではないですが、場を明るくするユーモアが好きで、よく考えてから発言します。

 その場の思いつきでジョークを飛ばすのではなく、スピーチやプレゼンテーションのなかで、くすっと笑わせるようなユーモアを入れたりします。

 たとえば、

  • 「今回のイベントの楽しみは最後にとっておきましょう。苺のショートケーキみたいに」

 などといった、やわらかい感じのユーモアセンスです。

 性格は、ひたむきで誠実なタイプで、さりげなくユーモアを振る舞うのが多い傾向にあります。

 自分がからかわれたり、いじられたりするのが苦手なので、相手を傷つけるようなユーモアを言ったりはしません。

 スイートハートのユーモアセンスは、

  • 忙しい時期や職場の気が張りつめているときなどに、まわりの人たちを元気にさせ、人間関係をよくするためにユーモアを使う

 と、ベストです。

まとめ:ユーモアセンスは状況に応じて使おう

 ユーモアセンス4タイプのまとめです。

【ユーモアセンスの4タイプ】

【ユーモアセンスのベストな使い方】

  • マグネット:全体を盛り上げる場でユーモアセンスを発揮する。
  • スナイパー:ある程度まわりと親しくなってから、独特なユーモアセンスを発揮させる。
  • スタンダップ:行き過ぎてパワハラにならないよう相手を選んで慎重に使う(特にマグネット、スイートハートタイプに注意)。
  • スイートハート:まわりの人たちを元気にさせ、人間関係をよくするためにユーモアセンスを使う(忙しい時期や、職場の気が張り詰めている時など)。

 ユーモアセンスのタイプには、それぞれ向き不向きがあります。

 例えば、

  • 仲のいい同僚や同じスタンダップやスナイパータイプであれば、親しみを込めて相手をからかったりするのは有効
  • 一方で、相手がマグネットやスイートハートタイプであれば、ドン引きさせてしまったり嫌われてしまう

 などがあります。

 逆に、

  • マグネットとスイートハートタイプは、大勢の前でユーモアを発揮すると多くを味方にできる
  • 一方で、相手を持ち上げようとして自分を卑下しすぎてしまうときがあるため、個人で話すとスタンダップとスナイパータイプからは情けなく映る。

 などのメリットやデメリットがあります。

 そのため、

  • 職場のチームと一緒のときは軽やかな明るいユーモアセンスを使う
  • その場の雰囲気を和らげようとして、場違いのジョークを言ってしまわないようにする

 など、状況に応じてユーモアの使いどころを考えるとベストです。

 自分らしいユーモアセンスをさらに磨きたい方は、『ユーモアは最強の武器である』が参考になります。

 実際、ユーモアセンスを発揮したい人の多くがこの本を読んでいます。

 自分のユーモアセンスを活かさずにずっと真面目な感じだと、周りから

  • 「この人なんかつまらない人だなぁ…」

 と思われて終わりですが、ユーモアをうまく使えるようになったら「この人といると楽しい!」と思われて、人間関係が良くなるのでおすすめです。

 自分なりのユーモアを開花させて、面白い人生を送ってみたい方は手にとって読んでみてください。

 ちなみに次回はユーモアを仕事で活かす方法について解説します。

 興味のある方はぜひ読んでみてください。

 >>【次回】ユーモアを仕事で使うメリットと活かし方5選│スタンフォード大学の研究より

【参考文献・データ等】

【記事執筆】あすか

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