【20の質問でわかる】マルチタスク度診断

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【20の質問でわかる】マルチタスク度診断

 今回は、あなたのマルチタスク度を診断できるテストを紹介します。

 できる人ほど日常的にやっているイメージのあるマルチタスク。

 ですが、実際には逆で、

  • マルチタスクは、かえって作業能率が落ちる

 との事実が研究で明らかになっています。

 理由は、

  • 人が集中できるのは1つのことだけで、複数に注意を向けるよう作られていないから

 むしろ僕らは複数の作業を同時にするより、目の前の作業を1つずつ集中して取り組んだ方が早く終わります。

 そのため、作業中に意識が別のところに持っていかれていないか注意する必要があります。

 ただそうはいっても、自分がどれだけマルチタスクで作業してしまっているのかを意識するのは難しい

 そこで今回は、あなたがどれだけ目の前のタスクに集中できているか判断できる「マルチタスク度診断」を紹介します。

 それでは実際にマルチタスク度診断をやってみましょう。

 コールネル大学のデボラ・ザック教授らが考案したテストで、全部で20問あります。

 紙とペンを用意して、これから出てくる質問について次の基準で採点してみてください。

  • 5点 よくある(週に3回以上)
  • 4点 しばしば(週に1~2回)
  • 3点 ときどき(月に1~3回)
  • 2点 たまに(年に5~8回)
  • 1点 ごくたまに(年に1~4回)

【20の質問でわかるマルチタスク度診断】

  • 1 運転中に携帯電話などのデバイスを使いますか?
  • 2 紹介されたばかりの人の名前を、すぐに思いだせなくなることがありますか?
  • 3 会議やミーティングの最中に、メッセージの返信をすることがありますか?
  • 4 話を聞き流していて、「きみはどう思う?」と意見を求められたとき、答えられないことがありますか?
  • 5 歩きながら、携帯電話などのデバイスをいじりますか?
  • 6 同僚や仲間と一緒にいるときにも、スマートフォンをいじりますか?
  • 7 仕事や作業を進めようと思っていたのに、横道にそれ、ついほかのことをしてしまうことがありますか?
  • 8 約束の時刻や場所を間違えてしまうことがありますか?
  • 9 ノートパソコンで記録をとるふりをしながら、ほかのこと(ネットサーフィン、メールのチェック、メッセージの送信など)をすることがありますか?
  • 10 ほかのことに気をとられていて、エレベーターで目的とは違う階で降りてしまうことがありますか?
  • 11 集中していなかったため、一度読んだ文章やデータを読みなおさなければならなくなることがありますか?
  • 12 一緒にいる相手に意識を100パーセント向けていないことがありますか?
  • 13 食事中もテーブルに携帯電話などのデバイスを置き、しょっちゅう確認しますか?
  • 14 仕事関係の連絡がきたら、たとえ勤務時間外であろうと、すぐに返信しなくてはいけないような気がしますか?
  • 15 重要なメモをその辺にある紙切れに書き留め、そのあとどこにいったかわからなくなることがありますか?
  • 16 1日の仕事を終えるときに「満足のいく仕事ができなかった」「仕事がはかどらなかった」と感じることがありますか?
  • 17 メディアの情報に気をとられ、考え事に集中できないことがありますか?
  • 18 「よくほかのことをしている」「気が散りやすい」と人に言われることがありますか?
  • 19 人と電話で話している最中でも、ネットを眺めたり、SNSをしたり、メッセージに応じたりしますか?
  • 20 忙しくすごしているにもかかわらず、充足感を覚えることができず、能率が上がらないと感じることがありますか?

 採点が終わったら、1~20の各点数を合計します。

 あなたのマルチタスク度は次の4つのうちどちらかになります。

  • 合計25点以下:マルチタスク度はかなり低い
  • 合計26~50点:マルチタスク度は低い
  • 合計51~75点:マルチタスク度は高い
  • 合計76点以上:マルチタスク度はかなり高い

 順にみていきましょう。

 合計が25点以下だったあなたのマルチタスク度は、かなり低いといえます。

 高い集中力を発揮して物事に取り組むことができるため、仕事を早く終わらせることができるタイプです。

 いま目の前のことに集中できるので、誰かと過ごす時間を大切に感じやすく、余計なことを気にせず楽しく没頭できます。

 人の話も全集中で聴けるため、相手から信頼され、良い人間関係を築きやすいと言えます。

 合計が26から50点以下だったあなたのマルチタスク度は、どちらかというと低いです。

 1つの作業に没頭しやすいタイプで、普段の生活でマルチタスクになることはあまりありません。

 ただ、よりマルチタスク度を減らして、目の前のことに集中できる可能性を秘めているので、改善できる余地ありです。

 合計が51から75点以下だったあなたのマルチタスク度は、やや高めといえます。

 1つの作業をしている合間に、別のタスクの仕事をしがちなタイプです。

 目の前に人がいても、ついスマホを操作しながら会話をすることもあるかもしれません。

 ですが仕事の面でも生活の面でも、やり方を変えれば改善する方法はたくさんあります。

 合計が76点以上だったあなたのマルチタスク度は、かなり高いです。

 あなたは1つのことに長く集中して取り組むのが苦手ではないでしょうか?

 誰かと話をしている時も別のことを考えてしまって「ねぇ私の話きいてる?」と言われたことも多いかもしれません。

 マルチタスク度が高すぎると、仕事の生産性が落ちたり、人間関係が悪くなるなどのデメリットがあります。

 先ほどの診断では、あなたのマルチタスク度を%で数値化できます。

 やり方はかんたんで、合計点数を%に変えるだけです。

 例えば、

  • 合計点数が70点だった場合は、あなたのマルチタスク度は70%

 になります。

【図解】マルチタスク度診断の結果を可視化する
筆者作成【図解】マルチタスク度診断の結果を可視化する

 自分は矢印の線上のどのあたりに位置するのか、ぜひ確認してみてください。

 両極端にふれる人はあまりいませんが、僕らはだいたいマルチタスクか、シングルタスクのどちらかに寄っている傾向があります。

 マルチタスク度は、その日のストレスや周囲の状況、仕事の忙しさなどで変わってくる場合があるので、定期的に診断してみるといいですね。

 ちなみに、マルチタスク度が最も高くなる状況とはどのような場面でしょうか。

 今回行ったマルチタスク度診断とは別の30種の職業200人を対象にした質問では、次のような結果となっています。

マルチタスク度が高くなる状況

  • パソコンで作業をしていたのに、いつの間にかほかのことをしている(91%)
  • 名前を聞いたのに、しばらくするともう思いだせない(91%)
  • 人の多い場所や交通量の多い道を歩きながら、スマートフォンなどをいじる(87%)
  • 同僚や仲間と一緒にいるときに、メッセージなどに返信する(52%)
  • 電話で話している最中や、ミーティングの最中にメッセージに返信する(50%)
  • ミーティングの最中、少し前の発言の内容が思いだせない(49%)

 上位3つについては驚くほど高いですね。

 でもたしかに、信号待ちをしている時や電車内で過ごしている人って、ほとんどスマホをいじってたりしますよね。

 マルチタスク度診断のまとめです。

【マルチタスク度診断まとめ】

  • できる人ほどマルチタスクで作業をこなしているイメージはあるが実際には逆。
  • 僕らが集中できるのは1つのことだけなので、むしろ複数の作業を同時にするより、1つずつ集中して取り組んだ方が早く終わる。
  • 僕らがマルチタスクで作業してしまっているのか意識するは難しいため、定期的な自己診断が必要
  • マルチタスク度診断で、51点以上の人は要改善

【マルチタスク度が最も高くなる状況TOP3】

  • パソコンで作業をしていたのに、いつの間にかほかのことをしている(91%)
  • 名前を聞いたのに、しばらくするともう思いだせない(91%)
  • 人の多い場所や交通量の多い道を歩きながら、スマートフォンなどをいじる(87%)

 人間の脳が1つのことしか集中できない仕組みになっている以上、マルチタスクになればなるほど僕らの能率が悪くなります。

 スマホで別のプラウザが未完了のまま開いた状態で別の作業をすると、動作が遅くなるみたいな感じですね。

 ですがスマホやネットニュースなど、僕らの注意力が奪われるものがあふれる時代では、マルチタスクにならない方が珍しいでしょう。

 そこで次回は、

  • 集中力を激上げできるシングルタスクを極める方法

 を紹介します。

 シングルタスクについては、コールネル大学デボラ・ザック教授の『SINGLE TASK』がお勧めです。

 シンプルだけど仕事や作業を超効率化できるやり方がまとめられています。

 特に合計点数が51点以上だった人は読んで損はないので、ぜひ読んでみてください。

 >>【次回】シングルタスクに切り替える7つの方法

【記事執筆】あすか

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