職場に友達がいるメリットと友人の作り方―ハーバード大学の研究結果を解説―

人間関係

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職場に友達がいるメリットと友人の作り方―ハーバード大学の研究結果を解説―

 今回は、職場に友達がいるメリットと友人の作り方について解説します。

 就活や転職で仕事を選ぶときに、普通自分たちは給料が高いかとか休みがあるかを気にします。

 ですが近年ハーバード大学の研究で、

  • 仕事で最も注目すべきは、職場の人間関係である。

 と明らかになりました。

 実際、職場で良い人間関係が築けていない人は、

  • 孤独感が高まる
  • 健康リスクが上がる
  • 幸福度が低下する

 などのデメリットがあります。

 逆に雰囲気がいい職場はストレスが少ないので健康的にはたらけます。

 不機嫌になって帰宅する日も減るので、幸福度が高まります。

 これまで「仕事の人間関係はプライベートとは別!」と割り切っていた人ほど、今回の記事を読むと人生変わります。

 ぜひ最後まで一読いただければ幸いです。

 それではハーバード大学が紹介する職場に友達がいるメリットと作り方を解説します。

 職場に友達がいるメリットは次の3つです。

【職場に友達がいるメリット】

  • メリット①仕事のモチベーションが上がる
  • メリット②人生の大部分が充実する
  • メリット③退職したあとも関係が続く

 順に見ていきましょう。

 職場に友達がいる1つ目のメリットは「仕事のモチベーションが上がる」です。

 職場に友達がいると仕事のモチベーションが高まると聞いて、「え?それって逆なんじゃないの?」と不思議に思った方もいるかもしれません。

 たしかに職場で従業員同士が楽しそうに会話をしていると

  • 仕事をさぼっている
  • 生産性を下げてしまう
  • 業務に使う時間が減る

 などと考える人もいるでしょう。

 もちろん、電話が鳴っているのに取らずに楽しく会話するのはまずいですが、仕事以外の話もできるような友達を職場で作っておくとむしろ意欲は上がって生産性が上がります。

 ある研究では、

  • 被験者に「職場に親友はいますか?」と質問したところ、「はい」と答えた人の方が意欲が高かった。
  • 特に「はい」と答えた女性たちは、仕事に意欲的に取り組む人の割合が2倍になっていた。

 と明らかになっています。

 理由は、

  • 友達になると気兼ねなく相談し合える関係になるので、問題解決できる確率が上がってパフォーマンスが高まるから

 と考えられています。

よく仕事に集中するために、仕事とプライベートは分けた方が良いといわれるけど、実は友達は作った方が良かったんだね。

 職場に友達がいる2つ目のメリットは「人生の大部分が充実する」です。 

 自分たちは当たり前のように日々仕事をしていますが、仕事に割かれている時間は思った以上に長いです。

 実際に、

  • 1日8時間で土日休みの人でも週に40時間労働に使う。
  • さらに残業が1日2時間ある人は、月に200時間くらいは仕事に持っていかれる。

 などの計算になります。

 ざっくりいうと、大体人生の3分の1を仕事に使ってる計算になります。

 これは家族といる時間よりも長い時間です。

  • 人生が充実するかどうかは、仕事での人間関係を大切にしているかで決まる

 といっても過言ではないでしょう。

 仕事とプライベートを分ける働き方は、長期的にみると非常にもったいないといえます。

 共通の趣味を持つ友達や、プライベートで遊びにいけるような関係のある友達が職場にいると、日々の仕事も楽しくなります。

 職場に友達がいる3つ目のメリットは「退職したあとも関係が続く」です。

 よく、長年勤めていた会社を定年退職した人が、辞めたあとすごく孤独になるケースがあります。

 例えば、

  • 職場にいる時はいろんな人と関わっていたけど、退職した後は連絡を取らなくなった。
  • これまで仕事の関係として接していたから、プライベートで関わっていなかった。
  • そもそも職場で友達を作るという発想がなかった。

 などの理由で、孤独になったりします。

 仕事の関係のままで終わったら、会社を辞めたら関わる理由がないですよね。

 逆に言えば、職場に友達がいれば退職したあとも連絡を取り合えるので、孤独になることもありません。

 孤独感、寂しさは喫煙や肥満と同じくらい健康リスクがあるとの研究もあります。

 自分が健康的に過ごすためにも、職場で他者との交流する機会はつくっておくとベストです。

 ではここから具体的に、ハーバード大学が提唱する職場で友達を作る方法を紹介します。

 方法は次の3つです。

【職場で友達を作る方法】

  • 方法①すき間時間に小さなやりとりを続ける
  • 方法②人間関係を良くする14の質問に答える
  • 方法③WISERモデルを使う

 繰り返しますが、多くの人が1日のうち仕事に多くの時間を使っています。

 その時間を友達と過ごす時間に変えることができたら、毎日が楽しくなります。

 これまで見ていた世界がガラッと変わります。

 自分が取り組みやすい方法を1つ選んで、2,3か月続けてみてください。

 まずは、人と会話する機会の少ない職場の場合の友達の作り方から解説します。

 職場で友達を作る方法1つ目は、「すき間時間に小さなやりとりを続ける」です。

 職場で友達をつくると聞いて「自分は工場勤務で話せるような環境じゃないから無理だよ」と思った方もいるかもしれません。

 ですが、探してみると意外に人と話す時間は作れたりします。

 たとえば、

  • 始業時間の前
  • シフトの前後
  • 小休憩中
  • 打ち合わせの後
  • お昼休み
  • 仕事の帰り

 などです。

 工場の製造ラインで流れ作業をしている方なら、一時的に物や食品が流れてこなくなったタイミングを狙うのもアリです。

 筆者の例を挙げると、筆者は過去に食品工場で勤務したことがありました。

 工場では基本的に製造ラインに流れる食品を処理するのですが、たまに20秒~30秒くらいまったく流れてこなくなる時間が出たりします。

 その空いた時間に、隣にいる人と軽く会話を続けるのを繰り返すと案外仲良くなれたりします。

 イメージでいうと、例えば学生の時に、毎回体育館で校長先生などの講話で集まった時と同じです。

 体育館に集合した時では、大体番号順でいつも決まったメンバーで整列すると思います。

 その際、講話が始まる前のちょっとした時間にいつも近くにいる人と毎回話してたら自然と仲良くなった経験はありませんか?

 些細なことをきっかけに友達になって一緒に帰ったり、中には卒業した後も仲良くしている人もいるかもしれません。

 そんな感じで、毎回同じ人が集まる場所で、時間を見つけて話す機会を作ると親密度を上げれます。

 前述のように、孤独感や寂しさは喫煙や肥満と同じくらいの健康リスクを高めます。

 特にこの方法は、物流センターのような人と接触しない職場で使える方法なので、ぜひ一度試してみてください。

ちょっとした時間に会話して共通の趣味とかわかったら、プライベートで会える関係くらい発展できそうだね。

 職場で友達を作る方法2つ目は、「人間関係を良くする14の質問に答える」です。

 ハーバード大学が考案した方法で、次の14の質問に答えれば、人間関係が改善されて友達ができやすくなります。

 時間はかかりますが、その分効果のある方法です。

 紙とペンを用意して、次の質問に答えを書き出してみてください。

【人間関係を良くする14の質問】

  • 1 職場で一緒にいて一番楽しい人は誰だろうか?(例:同僚のAさん)

  • 2 1で答えた人のどんなところが自分にとって楽しいと思うのだろうか?(例:仕事以外のプライベートの話で盛り上がれるから。本が好きなど共通の趣味を持っているから。)

  • 3 職場で一緒にいて一番大切にしたい人は誰だろうか?(例:上司のBさん)

  • 4 3で答えた人のどんなところが自分にとって大切なのだろうか?(例:自分のことをいつも気にかけてくれるから)

  • 5 3で答えた人に対してきちんと感謝を示しているだろうか?(例:定期的に食事の機会をつくって、感謝の気持ちを伝えるようにしている。)

  • 6 職場で自分とは違うなと思う人(考え方や経歴、専門分野など)は誰だろうか?(例:先輩のCさん。仕事以外の話題でいろんな人とコミュニケーションをとっている。)

  • 7 6で答えた人から何を学べるだろうか?(例:仕事は仕事と割り切らない方が楽しそう)

  • 8 職場で対立している人がいる場合、どうしたら対立を和らげることができるだろうか?(例:対立している原因を考える。業務量が多くてストレスが溜まっているなら、業務の負担を軽減させる方法を考える。)

  • 9 職場に足りていなくて、もっとあってほしいと思う人間関係はどんなものか?(例:自分の意見を言う。)

  • 10 9で答えた人間関係を増やし、豊かなものにするための方法はあるだろうか?(例:自分から積極的に意見を言ったり、相手の意見を聞きたいという姿勢を見せる。)

  • 11 職場の仲間を本当に理解しているだろうか?(例:何が長所で何が苦手なのか理解できていないかもしれない)

  • 12 職場でもっと深く知り合いたいと思う人は誰だろうか?(例:後輩のDさん)

  • 13 12で答えた人にどうすれば近づけるだろうか?(例:連絡先を交換する。しつこくならない程度に自分から連絡をとってみる。)

  • 14 共通点がいちばん少ないと思う同僚には、どう接すればいいだろうか?(例:好奇心をもって、相手が興味をもっている話題を尋ねてみる。)

 実際に質問に答えてみると、仕事とは関係ない部分で自分は職場の人に興味をもっていたんだなと気づけます。

 実際、すでに職場で仲の良い相手がいる人は、

  • 趣味が同じ
  • 考え方や価値観が似ている
  • プライベートの話をしていて楽しい

 などの要素が多いはずです。

 逆に、

  • 「あの人はエクセルめちゃくちゃ得意だから、自分はすっごく仲良くなりたいんだ!」

 などと仕事の強みを理由に、個人的に仲良くなりたいとはあまり思わないでしょう。

 チームとして一緒に行動したいと思うかもしれませんが、友達になりたいとは思わないはずです。

 人間関係を良くする点でいえば、自分を分析したり相手の性格にフォーカスした方が上手くいきやすくなります。

 14の質問に答えたら自分の価値観や付き合いたい相手も見えてくるので、ぜひ時間をつくって答えてみるのをオススメします。

 職場で友達を作る方法3つ目は、「WISERモデルを使う」です。

 かんたんに説明すると、WISERモデルとは

  • 人間関係が良くなる方法を5つのステップにまとめたもの

 をいいます。具体的には、

  • Watch:観察
  • Interpret:解釈
  • Select:選択
  • Engage:実行
  • Reflect:振り返り

 のそれぞれ頭文字をとってWISERモデルと呼ばれています。

【図解】職場で友達を作る方法WISERモデルを使う
筆者作成:【図解】職場で友達を作る方法WISERモデルを使う(参考)ロバート・ウォールディンガー他『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない

 特に個人間での関係を良くするのに使える強力なモデルです。

 職場で友達を作る以外にも、家族や恋愛での人間関係にも使えます。

  • あの人と仲良くなりたい!
  • もっと関係を深めたい!
  • 口げんかしたから仲直りしたい!

 など悩んでいれば最強のテクニックになります。

 WISERモデルは、過去記事「人間関係が最強に良くなるWISERモデルで詳しく紹介してるので、使いこなしたい方はこちらを見てもらえると幸いです。

 ハーバード大学が紹介する職場に友達がいるメリットと友達の作り方まとめです。

  • 仕事を選ぶときは、給料や福利厚生よりも、人間関係が良い職場を優先させた方が幸せになれる。(ストレスがなく、健康的に働けるため)

  • 職場で友達関係にある人がいない場合は、孤独感が高まる、健康リスクが上がる、幸福度が低下するなどのデメリットがあるため、良い人間関係づくりが重要になる。

【職場に友達がいるメリット】


【職場で友達を作る方法】

【図解】職場で友達を作る方法WISERモデルを使う
筆者作成:【図解】職場で友達を作る方法WISERモデルを使う(参考)ロバート・ウォールディンガー他『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない

 職場では友達を作らず、仕事に没頭している人の方がパフォーマンスが上がるイメージですが、実は友達がいた方がモチベーションは上がって生産性が高まります。

 筆者の知り合いには、自分よりも15歳年下だけどお互いタメ口で話している人がいます。

 理由を聞いてみると、

年上だから偉いとは限らない。気を遣わず会話したいから、相手には敬語なしで話してもらうようにしてる

 と話していました。

 実際、彼らの関係は良く、お互いに何でも相談できる仲なので仕事もしやすいそうです。

 友達づくりに職場の人間関係は意外と見落とされがちです。

 異業種交流会に参加するくらいだったら社内で友達を作ったほうが何倍もいいです。

 今回紹介した方法を使って、自分にとって大事な人間関係の輪を広げてみてはどうでしょうか。

 人生に占める仕事の割合は大きいので、その部分を改善できれば文字通り人生変わります。

 人間関係を良くする方法については、『グッドライフ』がお勧めです。

 良い人間関係の築き方について知っておかないと、孤独感が増えて不健康になったり、ストレスが溜まって精神的に辛くなったりします。

 この本を読めば、退職した後はもう誰とも連絡取れない、パートナーと離婚してずっと一人家で過ごす孤独な状態になることもなくなります。

 人生で一番幸福度を決めるのは「良い人間関係」なので、読んでおいて損はありません。

 そこそこボリュームのある本なので、読むのが苦手な人はオーディオブックで聴くのもアリです。

 今はまだ無料で『グッドライフ』が聴けます。

 ぜひ一度内容を確認してみてください。

自分の職場は同僚がいないので、そもそも友達がつくれません…。

友達を作るのに年齢は関係ありません。

相手が年上でも年下でも、共通の趣味や価値観があっていれば友達になれます。

対象の幅を同僚以外にも広げてみると吉です。

職場で友達を作ると、いつか裏切られそうで怖いです。

なんか弱みを握られそうで…。

本当に仲良くなってもいいのかな?

裏切るタイプが分かれば問題ありません。

見分け方については、いつかあなたを裏切る人の見分け方や、与えるよりも多くを奪おうとするテイカーの特徴を参照ください。

【記事執筆】あすか

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