成功ギバーの特徴~あなたの人生を変える人間関係の法則~
あなたが成功ギバーの特徴をおさえれば、仕事でもプライベートにしても人間関係は上手くいきます。
アダム・グラントによると、人は次の3タイプに分かれるといいます。
【人間関係3タイプ】
- ギバー:常に受け取るよりも多く相手に与える
- テイカー:常に与えるよりも多く相手から奪う
- マッチャー:常にバランスを同じにする
シンプルにまとめると、私たちの人間関係は上の3タイプとの関わりでできてます。
ただ、ギバーだけは「成功ギバー」と「失敗ギバー」に分かれます。
あなたが与える人であっても、それが失敗ギバーであれば成功できません。
ではどうすれば「成功ギバー」になれるのでしょうか?
そこで本記事では、ギバーの特徴とあなたが成功ギバーになるための5つの方法を解説します。
まずはあなたがギバー、テイカー、マッチャーのどの特徴に当てはまるかみていきましょう。
ギバー、テイカー、マッチャーの特徴
ギバー、テイカー、マッチャーにはそれぞれ特徴があります。
あてはまる特徴が多いものがあなたのタイプです。
あなたの周りの人がどのタイプか判断するのにも役立つので、人間関係の分析にもぜひ使ってみてください。
ギバーの特徴
【ギバーの特徴】
- いつも人の役に立ちたいと考え、困っている人に手を貸す。
- 組織全体の利益を考えている。
- 他人に利用されやすい。
- 好きな価値は「援助」
- 人が何を必要としているかを気遣っている。
- 成功するための一番の方法は、他の人の成功を助けることだと考えている。
- 親切や思いやりの心を投資の元手とし、少ないリソースから大きな成果を生み出す。
- 価値は交換ではなく増やすものと考えている。
- 多くの人々が協力しスキルを活かすことで、大きな利益を得ようとする。
- うまくいっているときはほかの人を褒める。うまくいかないときは自分が責任を負う。
- どの人にも才能があると考えており、能力よりもやる気があるかどうかを重視する。
- 才能のある人材を発掘し、その可能性を引き出すことに長けている。
- 義務感なく自発的に行動する。
- チームを守ることを第一に考えるため、進んで失敗を認め、柔軟に意思決定しようとする。
- 他人からの批判を受け入れ、アドバイスに従う。
- 長い目で見て良いとした決断なら、自分の評判が悪くなっても構わないと考える。
ギバーの特徴として、見返りを求めるテイカーやマッチャーとは異なり、人助けそのものに喜びを感じる性質があります。
そのため、ギバーは同じギバーの人と人間関係を築くと上手くいきます。
逆に相手が他人を利用するテイカーだとエネルギーを吸われまくって疲れてしまう。
なので、エネルギーを回復するためにもギバー同士の人間関係が重要になります。
お互いに与え合う関係をつくるためにも、ギバーの特徴を押さえておくと便利です。
テイカーの特徴
【テイカーの特徴】
- 用心深い。
- 自慢話が多い。
- 主語が「私・俺」を使うことが多い。
- 世の中は競争社会であり、成功するには競争を勝ち抜かないといけないと考えている。
- 「他者に利益を渡す=自分の利益がなくなる」と考える。
- 富、権力、快楽、勝利、成功の価値を好む。
- 競争心が強く、周りの人よりも優れていたり、成功していたりすることにこだわる。
- 相手のことをテイカーだと思いやすい。
- 自分を大きく見せるため、偉い人を中心に人間関係を広げる。
- 自分がほかの人より優れていて、特別な存在だと考えている。
- 人前で魅力的に振る舞うのが得意。
- 周りの人のやる気やエネルギーを奪い、敵対的な環境をつくるときがある。
- 自分を守ることを第一に考えるため、自分の失敗を認めない。自分のミスを他人のせいにする。
- 自分が相手にしたことに対して、与えた以上の見返りを期待する。
- 自分の目標達成に役立つ人には優しく、接するメリットのない人には冷たくする。
- 自分がやりたくないことについて、断ることに抵抗がない。
- ビジネススーツを好んで着る。
- SNSの写真が実際よりも良く見える自分の写真を使っている。
テイカーは自分自身の利益を最優先に考え、他者への配慮が少ないタイプです。
与えるよりも奪うことを好み、相手に対する親切心が全くありません。
短期的にはうまくいきますが、長くいるとだんだんボロが出て失敗していくのがテイカーの特徴です。
マッチャーの特徴
【マッチャーの特徴】
- お互いの利益が同じくらいの割合にしようとする。
- 人から何か与えられると、そのお返しをしようとする。
- 自分を助けてくれそうな人に与える。
- 「あなたが○○をしてくれたから、私は○○するね」という発言をする。
- 自分が助けられたとき、その人にお返しをするような行動をとる。
- ギバーと接するとギバーと同じように振る舞う。
- テイカーと接するとテイカーと同じように振る舞う。
- 人間関係は、自分に親切にしてもらうために広げる。
- ギバーの成功を応援する傾向がある。
- 他の人を助けるときは、同じレベルの見返りを期待する。
- 見返りがあると確信するまで、時間や努力を費やすことをためらう。
- 人を助けることは、社会的ルールの一部であると考えている。
- 見込みがない部下を助けようとしないが、才能や将来性のある人と判断した部下は助けようとする。
マッチャーは、他人に与えた分だけを見返りを求めようとするタイプです。
長期的な人間関係の構築よりも、一時的な公平性を重視する傾向があります。
与える行為には慎重になるので、過剰に与えすぎないよう気をつけます。
でも一方で受け取りすぎても気になるため、適切なバランスを保とうとするのが特徴です。
成功ギバーの特徴
人間関係のタイプは、ギバー、テイカー、マッチャーに分かれますが、彼らはさらに階層に分けれます。
一番下に位置するのがギバー、その上に位置するのがテイカー、テイカーの上に位置するのがマッチャーです。
この位置で固定される理由は、
- ギバーは惜しみなく人に与えるのでテイカーに利用される
- 一方テイカーは奪ったらやり返されるマッチャーを相手にできないため
とされています。
しかし面白いことに、マッチャーよりも上に位置するタイプがいることが分かっています。
これも実は「ギバー」だったのです!
タイプをピラミッドの階層に分けたときに、トップと一番下がギバーで、テイカーとマッチャーは間に位置します。
このとき、
- トップにいるギバーを成功ギバー
- 一番下にいるギバーを失敗ギバー
といいます。
面白いことにこのパターンはどの業種にも共通して起こる現象で、必ずこれらの位置で固定されます。
つまりギバーになると、仕事で大成功するか、大失敗するか極端に分かれるということですね。
成功ギバーはどれだけ凄いのでしょうか。
成功ギバーは、
- ベルギーの医学部を対象にした実験だとマッチャーより11%成績が高い
- 営業だとマッチャーよりも平均25%成績が高い
とわかっています。
マッチャーやテイカーは自分の利益を最大化するために与えるのに対して、成功ギバーは目的が違います。
違いをまとめると、次のような感じです。
- 成功ギバーは組織の利益が最大化するために与える(自分の利益も入っている)
- 失敗ギバーは自分を犠牲にして相手に与える(自分の利益は入っていない)
成功ギバーは自分の利益も含めて与えていますが、失敗ギバーは自分の利益は入っていない。
そこが大きな違いです。
そのため自己犠牲ではなく価値を見出すギバーになることが大切です。
自分を犠牲にして与えたら、だんだん周りの人から都合のいいように使われちゃうもんね。
組織に優しくするのも大事なんですが、その組織の中にはあなたも入っています。
今後あなたが成功して幸せになるためには、自分も大切できるギバーになることが大事です。
成功ギバーになる3つのメリット
あなたが成功ギバーの特徴を持つと、次のようなメリットがあります。
【ギバーになるメリット】
- メリット①周りからの嫉妬や陰口を言われない
- メリット②大胆なアイデアも認められやすい
- メリット③新しい仕事がきやすくなる
どれもチート級並みに素晴らしいメリットですね。
順に紹介していきます。
成功ギバーのメリット①周りからの嫉妬や陰口を言われない
ギバーになる1つ目のメリットは「成果を出しても周りから感謝してもらえる」です。
残念ながら私たち人間は、他人の成功を喜ぶ人より喜べない人たちの割合のほうが多いです。
特に他国よりも同調圧力が強く「自分は自分、他人は他人」ができない嫉妬社会の日本では、成功を達成することは困難です。
「出る杭は打たれる」といわれるように、優秀な人ほどいろんな人に足を引っ張られてモチベーションが下がった経験のある人は多いでしょう。
しかし、ギバーは違います。
周りから足を引っ張られたり、攻撃されたりすることはほとんどありません。
理由は、
- ギバーが自分のためだけではなく、組織やチームのために貢献している
という点があるためです。
純粋に会社を良くしていくため、社会を良くしていくために行動している人は、周りから妬まれにくく、尊敬されやすい。
これは大きなメリットの一つですね。
成功ギバーのメリット②大胆なアイデアも認められやすい
ギバーになる2つ目のメリットは「革新的なアイデアを出しても周りから認められやすい」です。
これは、相手にとって都合の悪いアイデアであっても受け入れてもらえる傾向にあります。
たとえば会社で、
- 「これまで紙で書類を管理していたのを、思い切って全部USBで管理しよう」
と提案したとします。
発言した人がマッチャーとかだった場合、これまで紙で扱うことに慣れている人たちからは
- 「新しくパソコンの処理の仕方を勉強して覚えるよりは、前回と同じやり方で仕事を続けたほうが楽だ!」
と反対されます。
しかしアイデアを提案したのがギバーだと、たとえそれが自分にとって都合の悪いものであったとしても、耳を傾けてもらえるようになります。
理由は、ギバーはグループのために貢献しようとしていることを周りが理解しているためです。
つまりギバーは周りから信用されやすいので、自分の意見をきいてもらえやすいのですね。
成功ギバーのメリット③新しい仕事がきやすくなる
ギバーになる3つ目のメリットは「新しい仕事がきやすくなる」です。
広くいろんな人に与えようとするギバーになると、自分が会った人をよく覚えるようになります。
顔はもちろん、
- どこで会ったのか
- どんな会話をしたのか
なども明確に覚えられるようになります。
そのためギバーの人間関係の幅は広く、イベントとかであいさつした程度の繋がりも大事にします。
そして結果的に、新しい仕事も増えるのです。
「でも、新しい仕事って人間関係が濃いところからくるんじゃない?」と思った方もいるかもしれません。
ですが実は新しい仕事というのは、強いつながりよりも弱いつながりのほうから多くきます。
逆に強いつながりは同じ分野や業界の人が多く、そもそも同業者なら知っているだろうからという理由で新しい仕事はなかなかきません。
ただ弱い繋がりがあると、まったく違う分野の業界から依頼がきたりします。
そこから大きな仕事や人生の成功に繋がる可能性が高くなります。
成功ギバーになる5つの方法
ここまでギバーになることが大事だと伝えてきましたが、1つ注意点があります。
それは、
- 周りがテイカーばかりだとエネルギーを吸われ続けて燃え尽きたり、間違った与え方をしてしまうと失敗する
ということです。
受け取るよりも多くを与えようとするギバーは、仕事で大きく成功するか、大きく失敗するか極端に分かれます。
あなたが失敗ギバーにならないためには対策が必要です。
自分の身を守りながら、成功ギバーになる方法が5つあります。
【成功ギバーになる5つの方法】
- 方法①自己犠牲しない
- 方法②テイカーには3回に2回マッチャーになる
- 方法③相手にしてもらったことを先に考える
- 方法④他人を守るために主張する
- 方法⑤5分ルールを守る
順に解説します。
成功ギバーになる方法①自己犠牲しない
成功ギバーになるための1つ目の方法は「自己犠牲しない」です。
よく「良い人は損をする」と言われます。
理由は「自分を犠牲にし、他人に時間やエネルギーを使って助けようとするから」です。
これは失敗ギバーの大きな特徴の一つで、彼らは周りの要望にこたえることに時間をかけすぎてしまって、最後には燃え尽き症候群になりがちです。
成功するギバーは、自分を犠牲にして行動したりはしません。
なぜなら「組織のために行動する」という「組織」のなかには「自分」も入っているからです。
このようなチーム全体が得する方法を考えるギバーを「他者志向」といいます。
つまり自分も相手も得するウィンウィンを目指していくということですね。
まとめると次のようになります。
【行動の仕方4タイプ】
- 他者思考:チーム全体が得する方法を考える(成功ギバーの特徴)
- 自己犠牲:チームのメンバーに自分の得を無視して行動する(失敗ギバーの特徴)
- 自己中心:自分の得だけを考えて行動する
- 無気力:自分も他人の利益の関心が薄い
あなたが自分のことは放っておいて他人を助けてばかりの自己犠牲的だと、必ずいつか燃え尽きます。
与える側に立つときは、自分を犠牲にしていないかどうかは必ず確認してみるといいですね。
ウィンウィンを目指して行動すれば、あなたも成功ギバーに大きく近づけます。
ちなみにウィンウィンを目指すのは、陰で人を操ろうとするマニュピレーター対策にも有効です。
自分の利益しか考えないテイカーの中には、人間関係を利用しようとするマニュピレーターも多かったりします。
彼らに裏切られない方法については、陰で攻撃する人の見抜き方と対処法でまとめています。
本記事とあわせて、ダメ押しで読んでおきたい方は見ておくといいかもしれません。
成功ギバーになる方法②テイカーは3回に2回マッチャーになる
成功ギバーになるための2つ目の方法は「テイカーには3回に2回マッチャーになる」です。
ギバーの最大の弱点は、
- ギバーは受け取るよりも多くを相手に与えようとするために、テイカーに利用される
ということです。
私たちは子供の時の道徳の授業で「みんなにやさしくしましょう」と習いましたが、仕事の世界では違います。
優しくした相手がテイカーだと、彼らに利用されて燃え尽きてしまうのがオチです。
そのため、普段はギバーであっても、テイカーを相手にするときはマッチャーになる必要があります。
善人には優しく、悪い人には冷たくしてもいい。これは人間関係のコツのひとつです。
ただ成功ギバーは相手がテイカーであっても簡単に見捨てたりはしません。
- 3回に2回は「目には目を」の対応をしたとしても、残りの1回はテイカーにチャンスを与える
ということをします。
するとテイカーは、
- 「どうせやり返されるくらいなら、裏切らずに信頼関係を築いたほうが得だな」
と考えてテイカーが協力するようになります。
成功するギバーはテイカーが裏切らない限りは信頼関係を築くことができます。
つまり、相手がテイカーであっても協力関係を維持できるのです。
成功ギバーになる方法③相手にしてもらったことを先に考える
成功ギバーになるための3つ目の方法は「相手にしてもらったことを先に考える」です。
カップルの関係について研究しているあるカナダの心理学者は、パートナーのいる人に以下の質問をしました。
- Q あなたは自分のパートナーに対して、全体の100%のうち何%尽くしていると思いますか?
お互いの数字が正しければ、2人の数字を足すと100%になるはずです。
ですがカップルの4組に3組が100%を超えるといいます。
つまり、人は自分の貢献度合を過大評価する傾向にあるということです。
あなたが「自分は周りの人よりも多くを与えている」と思った場合は、あなたにバイアスがかかっている可能性があります。
そのためその思い込みから抜けだすために、「他人がした貢献に注目する」作業が必要になります。
すると、自分の貢献度を正しく判断することができるようになります。
思い込みをなくす方法はかんたんで、
- 自分がどれだけ相手に貢献しているか考える前に、「自分はその相手にどれくらい助けられているか」と考える
これだけで思い込みはなくせます。
実際、従業員が上司にどれくらい貢献しているかを考える前に、上司からどのくらい助けられているのかを考えた研究では、
- 上司の貢献に対する評価が17%以下から33%以上に高まる
とわかっています。
自分の貢献度を正しく把握できると成功ギバーになれる可能性が高まります。
ぜひ他人がした貢献に注目することを習慣づけてみてください。
成功ギバーになる方法④他人を守るために主張する
成功ギバーになるための4つ目の方法は「他人を守るために主張する」です。
失敗ギバーになる人は、自分を犠牲にして相手に与えようとします。
他人のために行動しようとするので、自己主張が難しくなるのです。
ですがこれが「他人を守るため」に変わると、失敗ギバーだった人でもしっかりと主張できるようになります。
ハーバード大学のハンナ・ライリー・ボウルズらが行った実験です。
被験者200名に対し、上司役、昇進を交渉する従業員役のペアをつくり、次の2つのグループにわけました。
- 1 従業員として昇給の交渉を命じたグループ
- 2 従業員の代表として昇給の交渉を命じたグループ
1人の従業員として交渉したグループは、平均14万6000ドルの給与を得ました。
しかし従業員の代表として昇給の交渉をお願いしたグループは、平均16万7000ドルで、1つ目のグループよりも約14%も上回りました。
その理由について研究チームは、
- 「自分は他人の利益を代表する人だ」と考えたことで、交渉に粘り強くなったため
と考えています。
もし、あなたが会社の上司から給料のことや、家族から離れた場所への異動について説得をもちかけられたときは、
- 「自分がどう思うかではなく、家族を守るために主張するんだ!」
と考えれば、自分を犠牲にせず主張することができるようになります。
普段なかなか自己主張できずにこれまで損をしていたなら、今後は他人を守るために主張することを意識してみるといいですね。
成功ギバーになる方法⑤5分ルールを守る
最後、成功ギバーになるための5つ目の方法は「5分ルールを守る」です。
「アダム・グラントの5分ルール」とも呼ばれたりもします。
5分ルールとは、
- 相手を助けるのは、自分が5分以内に助けられると思ったのだけにする
というものです。
それを聞いて、「なんてひどい奴だ!」と思った方もいるかもしれません。
ですが、5分を超えて相手を助けるということをすると、自己犠牲のギバーになります。
なので「助ける時間は5分以内にする」と決めます。
5分ルールを守るとなると、必然的に自分の得意なことでしか対応できません。
例えば、
- パソコンが得意なら操作方法を教える
- 体力に自信があるなら荷物を運ぶ
などで手伝ったりして助けます。
「自分が得意なことで助ける」というのがポイントですね。
自分が得意なことであれば、自己犠牲にならずしかも相手から感謝されやすいというメリットがあるので、積極的に自分の長所を活かすと吉です。
もちろん、自分が得意なことでなくても5分以内に終わらせそうなものなら助けてOKです。
詳しくは自己犠牲せずに人間関係を広げる「アダム・グラントの5分ルール」でまとめているので、さらに知りたい方は見て頂ければ幸いです。
成功ギバーの特徴まとめ
成功ギバーの特徴まとめです。
【人間関係の3つのタイプの特徴】
- ギバーの特徴:常に受け取るよりも多く相手に与える
- テイカーの特徴:常に与えるよりも多く相手から奪う
- マッチャーの特徴:常にバランスを同じにする
※ギバーは、成功ギバーと失敗ギバーに分かれる
【ギバーになるメリット】
- メリット①周りからの嫉妬や陰口を言われない
- メリット②大胆なアイデアも認められやすい
- メリット③新しい仕事がきやすくなる
【行動の仕方4タイプ】
- 他者思考:チーム全体が得する方法を考える(成功ギバーの特徴)
- 自己犠牲:チームのメンバーに自分の得を無視して行動する(失敗ギバーの特徴)
- 自己中心:自分の得だけを考えて行動する
- 無気力:自分も他人の利益の関心が薄い
【成功ギバーになる5つの方法】
人間関係と仕事の成功についていろいろ研究を調べてみると、必ずしも「良い人は損する」とは限らないんですね。
自分を犠牲にせず、テイカーとの付き合い方を知っていれば、仕事で成功する可能性を大きく上げることができるのはとても嬉しい結果ですね。
成功ギバーであれば、周りにテイカーがいても協力関係を築いて、チーム全員でのクリアを達成しています。
これは漫画の世界だけに限らず、現実世界でも実現可能です。
周りに与えるだけではなく、自分も大切にできる成功ギバー。
自分を犠牲にせず、組織のために貢献していれば、あなたもいつか大きな成功を達成することができるかもしれません。
損しない人間関係の築き方については『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』は人生が変わるのでお勧めです。
自己犠牲的なギバーだと他人に利用されて終わりですが、この本を読めば自分の身を守れます。
成功ギバーについてもっと知りたい方は、ぜひ読んでみてください。
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ギバーに関するよくある質問
見返りを求めないギバーって効果が出ないと思うんだけど、それでも与えるのはどうして?
ギバーは視点が長期的だからです。効果が出るまでに時間はかかりますが、これができるのがギバーだけです。
行動に対して見返りを求めている時点でマッチャーかテイカーなので、成功ギバーを目指すのであればそもそもその考え方を根本的に変える必要があります。
上司がテイカーの場合はギバーはどう対応すればいい?
一番いいのは職場を変えることです。そもそも仕事は自分で選ぶものなので、環境は変えることができます。
終身雇用や年功序列が崩壊したこれからの時代は、転職して自分の環境を良くしていくことが大事ですね。
【参考文献・データ等】
- アダム・グラント『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』
- Adam Grant “In the Company of Givers and Takers” Organizational Culture.
【記事執筆】あすか
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