音楽を聞きながらの勉強はNG?効果的にBGMを活かす3つのポイント

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音楽を聞きながらの勉強はNG?効果的にBGMを活かす3つのポイント

 今回は、「音楽を聞きながら勉強してもいいのか」問題と、効果的にBGMを活かす方法について解説します。

 音楽を聴きながらの作業するのって賛否両論ありますよね。

 結論から言うと、

  • 作業中の音楽は科学的に見ると間違い

 です。

 作業中に音楽を聞くと、ミスをする確率が上がり、かえってパフォーマンスが落ちることが研究で明らかになっています。

 そこで今回は、作業中に音楽を聞くのがNGな理由と、BGMを効果的に活かすポイントを3つ紹介します。

引用元:ChatGPT4

 「作業中」の音楽はパフォーマンスを下げます。

 ウェールズ大学の研究チームが学生を対象にして行った実験です。(R

 研究チームは、学生を対象に次の2つのグループにわけて認知テストを受けさせました。

  • 1 音楽を聴きながら認知テストを受ける
  • 2 音楽は流さずに無音の状態で認知テストを受ける

 すると、音楽を聴きながら認知テストを受けたグループは、無音のグループと比べて約50%も成績が低下しました。

 これは、脳がマルチタスクの状態になって、集中力が分散されてしまうのが原因です。

 テンポの速い曲、遅い曲、環境音で比べた別の研究をみてみても、やはり無音で認知テストを受けた被験者より成績が下がったとの結果がでています。(R

 作業中の音楽はパフォーマンスが下がると聞いて、

  • 「自分の好きな音楽を流したら作業が進む気がするけどな」
  • 「じゃあなんでYouTubeに作業用BGMってあるの?」

 と思った方もいるかもしれません。

 ですがこれは、たんに自分の好きな音楽を聞くと気分が上がるためです。

 僕らは音楽を聞いた方がいいと思い込みがちなのは、気分が上がったのを、作業効率が上がったと勘違いしてしまったからですね。

引用元:O-DAN

 では、音楽は全く聴かないほうがいいのかというと、そうではありません。

 音楽はうまく使えば、むしろ学習の効果が高まることがわかっています。

 音楽を効果的に活かすポイントは次の3つです。

【音楽を効果的に活かす3つのポイント】

  • ポイント①「作業前」に好きな音楽を聴く
  • ポイント②「作業前」に聴く音楽を固定する
  • ポイント③「自然音」を聞く

 順にみていきましょう。

引用元:Adobe Firefly

 音楽を効果的に活かす1つ目のポイントは「作業前に好きな音楽を聴く」です。

 音楽を聴きながらだとパフォーマンスが落ちますが、「作業前」であれば逆に僕らの効率が上がります。

 というのも音楽には、

  • 気分を高める
  • 不安や緊張を和らげる
  • 注意力を高める
  • 困難な課題に対するやる気を上げる

 などの効果があるからです。

 そのため勉強をする前に、自分が元気の出るような音楽を聴くのは効果的です。

 好きな音楽を聴いて脳のドーパミンを出し、集中力を高めた状態をつくってから作業すればいいのですね。

 音楽を聴いた後は、できるだけ無音の状態で作業を行います。

 そして作業が終わった後、休憩中にまた音楽を聴き、作業を始める時は静かな環境にするとパフォーマンスが上がります。

 そこであなたが持っておきたい最強アイテムが、ノイズキャンセリングイヤホンです。

 「音楽を流す」と「無音」を切り替えできる機能を持っていて、お店の中や家の周りが騒音になっていても音を消して無音状態にできます。

 つまり、場所を問わずどこでも静かな状態で勉強が可能です。

 無音は集中力を上げる理想の環境なので、仕事や勉強ができる人ほど使っています。

 「作業前に音楽を聴く」と合わせて使うと効果を発揮するので、ぜひ取り入れてみてください。

引用元:O-DAN

 音楽を効果的に活かす2つ目のポイントは「作業前に聴く音楽を固定する」です。

 自分がいつもしないといけない課題をやる前には、いつも同じ曲を流すようにします。

 理由は、同じ曲を流すことで脳が

  • 「この曲はあの課題を行うための合図だ」

 と認識してくれるようになるからです。

 あなたが日々やっている学習をする前の音楽は、特に自分の気分が盛り上がるものにしましょう。

 参考までに筆者の場合は、作業前にマリオの無敵BGMを流しています。(スターを取った時にリズムよく流れるあのBGM)

筆者撮影

 音楽を効果的に活かす3つ目のポイントは「自然音を聞く」です。

  • 「無音の状態はちょっと耐えられない!」

 という方におすすめの方法です。

 自然音は、川が流れる音や木々が揺れる音、小鳥のさえずりやセミの鳴き声など自然の中で聞こえる音をいいます。

 集中力を上げるためには無音がベストなのですが、創造力が必要な作業をする場合は自然音が効果的です。(R

 たとえば、

  • 企画を考える
  • 文章を書く
  • デザインする

 などの創造的な作業に効果があります。

 自然音を身近で聞けない方は、YouTubeで「自然音」と検索すればたくさん出てきます。

 あなたが創造性を発揮したいシーンで、ぜひ自然音を流して聞いてみてください。

引用元:O-DAN

 音楽を聞きながら勉強していいのか問題のまとめです。

音楽を聞きながら勉強していいのか問題:まとめ】

  • 「作業中」の音楽はパフォーマンスを下げるためNG。
  • 音楽を聴いていると効率が上がったと感じるのは、たんに気分が上がっただけ。
  • 音楽は作業中に聴かないのがベストだが、以下のポイントを満たせば逆に効果を上げることができる。

【音楽を効果的に活かす3つのポイント】

  • 勉強や計算など集中力が必要な作業は「無音」、文章を書くなど創造性が必要な作業は「自然音」が効果は高い。

 僕らが音楽を聴きながら作業しちゃうのは、気分がのって作業が進んだと誤解したためだったんですね。

 今後は勉強を始める前とか、仕事に行く前にいつもの曲を決めて流すといいでしょう。

 すると、自分の能力を上げることができます。

 無音状態や音楽を流す状況をつくるには、ノイズキャンセリングイヤホンはめちゃくちゃお勧めです。

 集中したい時は無音状態に設定して、創造性を高めたいときは自然音に切り替えられます。

  • テストでコスパよく高得点を取りたい!
  • 資格を最速で手に入れたい!
  • 上手い文章が書けるようになりたい!

 という方は、必須アイテムになることは間違いありません。

 もちろん、窓を閉めたり耳栓したりして無音状態は作れるので、問題がない方は不要です。

 これまで音楽を聞きながら作業してた人には作業前のBGMだけだと物足りないかもしれませんが、ぜひ音楽を上手く活かすよう心掛けてください。

好きな音楽を聞きながら作業するのはとても楽しかったけど…、コスパ悪いから辞めることにするよ。

「作業前」に音楽を聴くだけに慣れるのって、大体どれくらいかかるの?

これは人によるのでなんともいえないですね。

ただ、平均2、3週間を目途に考えていいと思います。

慣れるまではきついと思いますが、がんばってください!

【記事執筆】あすか

【X(旧Twitter)】:https://twitter.com/askalabo

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